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北海道子どもの本連絡会では、子どもたちの読書環境について関心を持ち、よりよい環境づくりのための活動をしています。
すべての子どもたちが読書や文化の楽しさや喜びを受け取ることができるようにしていきたいと願っています。
『はじめてのはたらくくるま』について、反対の立場を表明します。
2019年8月31日 北海道子どもの本のつどい札幌大会時に開催された総会にて、参加者より『はじめてのはたら くくるま』(講談社)の出版に関して問題提起がなされました。
幼児向け絵本図鑑に全30ページのなか6ページにわたり、戦車や装甲車、戦闘機やイージス艦といった兵器が掲載されて いることは、【はじめてのはたらくくるま】としたタイトルにそぐわず、街で見かける働く車(バス・トラック・消防車な ど)と同列に扱うことは、幼児向けの知育図鑑としては適切ではないと考えます。
先に、抗議活動を展開していた団体の意見と同じく、子どもの本の出版について、幼い子どもたちに与える影響をよく考え たうえでの本作りを願うこと。戦争を肯定するような内容を見過ごしてはいけないと考えます。
このようなことを参加者で話し合いをし、北海道子どもの本連絡会として、この本の出版に【反対】の立場であると全 員一致で同意しました。
そして、10月5日、会報とともにこの本の一連の経緯をまとめたプリントを会員に配布しました。
『はたらくくるま』問題一連の経緯をまとめたプリント
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