全国児童文学同人誌連絡会さんより、「季節風」第137号をいただきました。
ボリュームずっしり254p!書き手のみなさんの熱が伝わってきます。
第40回季節風大会の報告は、どの分科会も作品に磨きをかけるための議論で充実の時間を過ごした様子。書き手も真剣ですが、世話人の方の研磨力も相当なものです。ここで推薦された作品も掲載されているので、いろいろと腑に落ちることがありました。
書きたいだけでは難しいのですね、表現者として読ませるものにしていく作業や他者の視点からの指摘など、このように研鑽を積むことで児童文学者が育っていくのだと思いました。
商業作家としてデビューするだけが道ではないですが、このように鍛錬していくことができる場所があるというのは素晴らしいことだと思います。
この会のすごいところは、児童文学者自らが世話人となり、作家を育てているところだと思います。
書き手をひとりの表現者として育てていく、自ら飛び込む書き手たちを粘り強く、励まし、導き、時に迷う。そんな、ともに苦闘する姿がじんわりと伝わってきます。そんな姿勢で向き合う作家にはどこか信頼してしまい、ますますファンになってしまうだろうと思います。