黄色いコスモス 第17号をいただきました。
- 事務局
- 2018年6月14日
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児童文学同人誌「黄色いコスモス」第17号をいただきました。
表紙は、元気な笑顔の女の子とコスモスのイラストが描かれ、レモンイエローの用紙がまさに黄色いコスモスの名前通りです。
「雪道は南極探検隊のごとく」
冬のツルツル路面をそろりそろりと歩く様子、年齢的に骨折はできないという強い気持ちが伝わってくる臨場感あふれる筆致。
「朝顔市のころ」
ジュンとお姉さんとおとうさんとおじいさんの家族、母親は出奔した様子。ところどころ、説明がなく読者は想像するしかない。その不完全さを読み解こうと、引き込まれるのは計算なのか・・・。
丁寧な描写があれば長編のYAとして鑑賞に耐えるものになるのでは・・・と期待が膨らむ。
「トキコと三人の下宿人」
トキコと高校生の下宿人の交流を描いた作品。エピソードの断片がちりばめられた短編作品。
「シオン学園」
高校生の少女ふたりが、自立のための学校で農作業や共同生活を体験して再生していく物語。完成度が高くおもしろかった。
「かえり道」
不器用な女の子のおはなし。最後の最後まで希望が見えなくて、寂しい気分になるが、1冊の物語が彼女を立ち直させて勇気を与えてくれることを信じる。鍵となる物語のチョイスが素晴らしい。